実は、前職はメカニック、しかも特殊な車を扱うことの多い環境におりました。
でも、思い出すたびに胸がキュンキュンする車は、至って普通なのです。
ホンダ アクティトラック、なんて素敵な車なんだろう。
農家への台車や、バンパーなどの長物運搬に大活躍の車だったが、イマイチ台車としての
出番が少ないものだから、マイカーを所有してない時期は、こいつを良く借りました。
結婚前の嫁とも、こいつでデートに行ったものです。(笑)
まだ、キャブ(PGMキャブ)の車も多くあり、冬の時期眠っていた農家のアクティは、
大抵春にグズって工場入りするのでした。
ケイヒンのキャブは、CB750のキャブと共通部品が多く、というかほぼそのまんまで、
バイク部品として欠品の部品を、こいつの部品で代用するなんてことしてたっけ。。
よく借りた車はパワステ無しのおかげで、ダイレクトなハンドルキックバックがあり、
なおかつ素直な走りの特性、細いタイヤの組み合わせは、運転を学ぶには最高な教材だった
ように感じます。
普通のデフだったから、リアを流すのは流石に無理だったけど、ブレーキングの姿勢変化、
トラクションのかかり具合、抜け具合がよくわかったし、何よりもエンジン音が気持ち
良かった。
ペダルストロークの浅いアクセルはすぐに床にくっ付いてしまい、アクセルコントロール
しにくかったけど、それ以外は何も文句無かったし、今でも欲しかったりするんだよね。
ありゃ、名車だな。