2011年4月28日木曜日

途中までのメモ

PMC-26を色々とさわった簡単なまとめ。

1.電解コンデンサの総交換
TOSHINの音響用に全て交換したことよりも、経年劣化で電解の用をなしていない
コンデンサを交換したことが、音質改善に繋がったようです。

2.外部電源の製作
SBDとやや大きめ(22000μ)のコンデンサで電源を製作したが、とにかく音への
影響が大きく、PMC-26は別物になったと行っても言い過ぎではないでしょう。
圧倒的な静寂と、ざわつきのない音は聞き比べをした(←まあ、あまり意味はないですが...)
DJM-3000を完全に隅に追いやります。

3.オペアンプの両電源化
これは電源製作の延長ですが、全段のオペアンプにプラマイ15Vを直接供給しました。
特にLOW、MIDの分離感が増して聞き易く、音のパンチが増しました。
またオペアンプの変更でそれぞれのオペアンプの特徴がよく出るようになったと思います。

4.PGMの検聴機能追加
とりあえず影響のなさそうなところで、監視用メーターの分圧抵抗から引っ張って、
潰したマイクの検聴に入力しました。どれほど必要かは検討の余地有りですが、念のため
抵抗とカップリングで繋いであります。
小さな家ですので、近所迷惑を意識すると、PGMの検聴は必須です。

5.インプットフェーダーのカーブ特性変更
純正??はAカーブだったので、2時くらいから急に音が入ってきます。やはり早い段階
からじわじわと音が混ざってくるのが理想かと思い、Bカーブに変更しました。
結果は良好です。
ただし、20KのBカーブは結構無いので探すのは至難。

6.不必要なボリュームの除去
どれだけ音質に寄与したかわは不明ですが、とりあえずいらないものは全て除去しました。
入力の左右バランス調整も、24Kの固定抵抗で潰してあります。

今後の課題

やはり、ライン出力はトランスで組みたい!!
トランスアウトプットの独特の歪み感を体感したら、病み付きになりますからね。
UREIユーザーならよくわかるはず。
それから、CD等のライン入力の問題。
こちらもラインレシーバを作って、極力アナログに負けない音に近づけたいな。。。

2011年4月25日月曜日

プラシーボと自己愛を乗り越えろ!!

前回作成したトランスアウトプットはイマイチだった。。

だいたい、自分で作成したものはプラシーボ効果で、イイ!!
となるのですが、聞き込むほどに「ん〜」と考えこんでしまう。

トランスの歪み感、特に低域での歪み感が出て、良いことは
良いのだが、なんだかノリが無くなってしまう。

フォノプリアンプ段が結構良いだけに、出力段は慎重に製作
しないといけませんね。

因に、ポッドをBカーブに変えて大正解でした。

ゲイン調整やロータリーフェーダーは絶対にBカーブでしょ。

2011年4月23日土曜日

雨の日は部屋の掃除と回路図と

当初の目標はV社がコスト的に諦めた部分を補強し、
オリジナルを踏襲・・のようなことだったと思うが、
思っちゃったんだから仕方がない。

とりあえずトランスアウトプットの回路を描いてみる。



古典的なSEPPでもよいのだが、BOOTHアウトも
欲しいので省スペース化も含めて、オペアンプ一発
の帰還型回路を提案。

バッファ回路はどうしようか迷いましたが、ホームユース
が前提なので、出力を長く引き回すこともなかろうと、
思い切って省略です。

本当ならブレッドボードで良くねってから実装するの
でしょうが、カットアンドトライでパラメータは調整
することにしよう。



とりあえず有りものを実装してみた。
手前がオリジナル。EQのフィルター関係がゴチャゴチャと
うるさいですね。

どうなるかな。

2011年4月22日金曜日

Vestax R3

GROOVE SPRING 2011にVestax R3の内部画像とフォノプリアンプ段の
回路図が載ってた。

厳選された音響用部品をふんだんに使っていることから、一般的なDJ
ミキサーとは全く異なることが分かります。

ただし、回路構成としてはいたって普通で、それが好感を持てるとも
言えるが、工夫が無いとも言える。

肝心な出力段は見えなかったですが、総じて良いもののように感じました。
因にポッドはアルプスのRK27でした。

しかし、高い!
そして、廉価な(10万円台)DJミキサーはR3よりコスト重視で作って
いるので、どうして売価がそんな価格になってしまうのか理解出来ない
ですが、それも仕方が無いこと。

凡人の私が普通に考えると、原価は売価の3割程度かなとも思いますが、
10万程度の製品なら1割とかでしょうか・・・

2011年4月18日月曜日

シェイクダウンはしてみたものの・・

さて、音出しは・・・

いいじゃない!!



ズバズバでてくる低音は、なんだか突発性難聴になるのでは、
と心配するほどです。

しかし、フェーダーポッドはまったくだめだな〜。

純正のポッドはAカーブらしく、それにならってAカーブを
採用したのだが、なんだか使えないです。
MIXの気持ち良さが全くない。。

さて、Bカーブを探すのだが、20KのBカーブって意外にない。

それから出力段にある半導体BA3812Lは癌だな。
ネットでちょっと調べればボロボロ出てくる悪評は心配になるほど。

こいつをバイパスしても良いのだが、だったら出力段作っちゃおう!!

トランス出力つくるぞ〜

2011年4月16日土曜日

UREI1620 VS Vestax PMC-26

ずいぶんとセンセーショナルな題名をつけてしまった。

当然ながら比べられるものではないし、そもそも比べる
ことに何の意味も持たない。


これは3年前に、UREIとはいったい何か?を調べるために
製作したクローン機。

UREIの悪い部分?を修正すればするほどそのキャラクターは
薄まり、ただのミキサーなっていく面白い実験ができた。

フォノプリアンプ段からトランスをもつアウトプット段に至る
まで、全てに手を加え、最終的にはUREIとは似ても似つかない
シロモノになってしまったが、とても楽しかった。

彼から色々な部品を移植され、PMC-26は蘇るのである。

2011年4月15日金曜日

PMC-26に電源を用意した

さて、あのショボイ電源をなんとかするだけで、かなりの
音質改善がなされるはず・・

で、製作したのが写真のブツ・・・



製作に注力してしまい、内部の写真はないです(笑)

トランスで降圧してダイオードとコンデンサを用いた単純
なコンデンサインプット型ですが、A&Rのダイオードブリッジ
を用いたことと、3端子レギュレータで定電圧化したとこ
ろが特徴といえば特徴です。←まあ、普通ですね。

こやつで、オペアンプの±電源を作り、各段のオペアンプ
にぶち込んでやろうってのがもくろみです。

因に、別途+15Vも供給される豪華仕様です。

2011年4月12日火曜日

オペアンプの両電源化だ!!


オペアンプは両電源で駆動するもんでしょ??

だったら両電源化でしょ。

これで一気に音の厚みとパンチ、濃度が変わるはず。





2011年4月10日日曜日

Vestax DJ Mixer Custom

着々と進んでおります。


P社のミキサーを常用していましたが、P社の良い所悪い所は以下の通り。
・音のトレンドを作っている?(今っぽい音)
・味付け感が普通。
・機能てんこもりで、番人のニーズに合っている。

V社は
・V社っぽい味付けがある。
・特殊な商品ラインが多く、なかなか手が出せない。

今回のカスタムは往年のV社の良い所(回路はほとんど触らず)を踏襲
しつつ、企業経営的に諦めざるを得なかった部分に手を加えております。

さて、どうなることやら。

2011年4月9日土曜日

ACアダプター

最近良く耳にするCMコピーで、「エーシー」ってのが
ありますが、電源の話です。

PMC-26に付属する電源を分解してみました。
なんてことの無い、構成ですが電解の容量を測ってびっくり!!

テスターがふらついて計測できないのですが、10μもないかも・・



これは最悪の場合相当なリプルが機械に流れ込んでいた可能性も
考えられます。

まあ、このアダプターはもう使わないのですが、中古機器を
買った場合は、速攻で交換することをお勧めします。

汎用でも良いし、Vestax社に問い合わせても良いかもしれません。

DCR-1200も電源をなんとかしないとな〜

2011年4月7日木曜日

安い部品でも・・

結構信頼している情報ソースで、マルツオリジナルの2連ボリューム
が、導電性プラスチックに肉薄するクオリティとのことです。

それはすばらしい!!
価格にして、10分の1程度じゃないですか。

そして、速攻マルツに行きました。


まあ、若干の改造は必要ですが、それは仕方がないですね。

2011年4月5日火曜日

ビンテージ機器はただへたっているだけ!?

PMCの続きですが、電解コンをはずしているとびっくりするくらい
スカスカなのに気がつきます。

DC入力付近の1000μなんて、ポン菓子程度の重さです。

こりゃ、電解交換するだけでも相当に良くなりそう。

さて、個々最近はTOSHIN工業の電解をよく使います。

ニチコンのバイポーラ型や以前ならブラックゲートが良い等と
言われておりましたが、私は断然TOSHINの銀色のやつをお勧めします。

価格もまあまあだし、若松に行けば必ず在庫しているのも嬉しいですね。

http://www.wakamatsu-net.com/cgibin/biz/pageshousai.cgi?code=21030200&CATE=2103

因に、PMCに付いていた電解はELNAだったので、昨今のアップル製品
なんかより断然良いですね。

2011年4月3日日曜日

Vestax PMC-26のつづき

Vestax PMC-46という上位機種があります。
これは外部電源ではなく、ACが機器に直接入るタイプだが、恐らく
内部のオペアンプは両電源で駆動されているのでは?と想像します。
とすると、片電源の26とは雲泥の差があるように感じてしまう。


PMC-26のパンチの無さは、片電源でオペアンプを駆動していることに
も少なからず起因しているのではないだろうか。。

まあ、文句ばかり言ってもしかたがないので、なんとか使えるように
しなければなりません。

さて、デメリットばかり言っておりますが、メリットもあります。

長時間のダンスに向いているとされる、音のマイルドさが有るように感じます。
単純に内部部品が劣化しているからかもしれませんが。

と言うわけで、今は電解コンを交換しております。
闇雲に電源周りの容量アップをしている人を見受けますが、適材適所ですね。

ではでは。

2011年4月2日土曜日

Vestax PMC-26ってやつは・・・

ここに、昔懐かしい機材がある。


巷では、この年式のVestaxは音が良いと言われているが、
はたしてそうなのか。

DJ機材のフォーラムでは、プアマンズUREI等とも言われて
いるので、若干の期待を胸に、いざ音出し。

ん〜、なんて言いましょうか。。
可もなく不可もなく、というか不可。。。

完全に電解コンが抜けてしまっているような、音に締まり
がなく、キックも中域も高域も全てにおいて、ボヤボヤし
ておりました。

残念です。

しかし、こんなことにめげるはずもなく、早速秋葉へGO!!

色々と部品を調達してきましたので、当分は眠れそうにないです。