2013年2月19日火曜日

MOS FETハイパワーアンプの製作つづき

MOS FETがぶっ飛ぶ事件勃発です。

ドライブ段が安定しないな〜なんて思っていた矢先の爆発....
原因はお恥ずかしくって、言えない。。。


まぁ、単純なショートですね。
さて、ドライブ段は、なんだかんだ言っても、トランジスタや
FETの特性をそれなりにそろえていはいたので、やり直す気に
もなれず、挫折しそうになりました。

そんな時、「井戸は水が出るまで掘れ」という格言が頭をよぎり、
なんとか復活しました。

ちょうど、QUADやCROWNの回路や関連記事を見る機会が何度
かあり、初段にオペアンプ使うのも一考かも...と思うようになりました。

思っちゃったんだからしょうがない、早速製作に入りました。





オペアンプを用いた初段です。
本アンプの唯一となるカップリング(入力)は、豪華にフィルムを用いて
ます。

組み合わせるプリアンプは真空管式です。トランスアウトプットの為、
DC漏れを気にする必要も無いかとは思いますが、念のため。




う〜ん。唸ってしまうほどシンプルなドライブ段です。
ファイナルのドレイン電流を決定する反固定抵抗は、鈴商で物色した
NEC製。これが良いんですよ。




組み込んで、ちゃちゃっと音出しです。


なんだかな〜。一発で決まらないのが自作の醍醐味なのか、泥沼なのか。。

オペアンプを使ったことで、強烈なポップノイズとDCオフセットが待ち受けて
いました。

つづく



2013年2月16日土曜日

MOS FET ハイパワーアンプの製作

長いことブログを放置していたのには、理由があります。
今までいくつかアンプを製作してきたのだけれど、今回ほどハイパワーで、
色々と悩まされ、失敗を繰り返したものはなく、日々このアンプに向き合って
いた状況でした。

思い起こせば数ヶ月前、ヤフオクでデッカイ!!トランスを入手したことから
このアンプ製作が始まりました。

後に調べると、このトランスはクレストの業務用と判り、期待が膨らみました。

さて、以前入手したYAMAHAのチューナーをケースに使い、スタイリッシュ
かつハイパワーな................と思っていた浮かれた心を、現実はいとも容易く
打ち砕くのです。


入らない.........どう考えても..........。

というわけで、急遽アキバに行き、手頃なケースを購入。ボンネットのついた
カッコイイケースを買えば良かったのだが、いつも懐の状況が気になるもので、
躊躇した結果がこれです。





今回のアンプのコンセプトは、東芝の2sk1529/2sj200をフルスイングさせ、
出力100W超えを目指しす。
FETらしい聞き疲れのしないアンプを目標としました。

ケミコンは100V以上の耐圧品を若松で物色し、出力部は16,000μFと大容量
です。

電源は、出力とドライバと別々で、出力は50Vを整流しっぱなしの70V。
ドライバはレギュレータで安定化して50Vを出力する設計です。




電源部となります。
作っているときから、ノイズ対策をどうしようか悩んでいました。
絶対にハムがでる!!確信が持てるようなレイアウトです。




アンプ部を搭載した姿です。
ここで、増幅部の説明さらっとしすぎじゃない??と思う方もいる
と思いますが、理由は後に説明します。

子供を寝かしつけ、夜の1時間程度を製作につぎ込み、片手に半田ごて、
もう片手には酒の入ったグラス。

いい感じに酔っぱらってくると、注意力が散漫になり、目も見えづらく
なってきます。

電源を投入して、各部の調整に入った時、事件は起こりました。

設計通りの値がテスターに表示されず、おやおや...なんて思った矢先、
バチンと大きな火花が飛び、黒々とした煙が立ち始めました。

ギャー!!MOS FETが飛んだ!!!!

つづく