2011年12月25日日曜日

やれることは、そう多くない

年末、仕事以外は、忙しいです。
プリンター壊れる。。

レシーバー、治るが、再度壊れる。。。
ミキサー、手が付けられず。。。。

ノイズの主な原因は中段のトランジスタだったのだけど、
基板を切り離すので、この際だからコンデンサの交換をした。



特に、オーディオグレードを用いず、それなりに信用のおける
電解を用いた。



交換後、アンプの調整をして終了。

静寂だ。
満足!!

と思ったが、FMの入りが悪い。
チューナー段のトランジスタも、いつ死んでもおかしくない状況。

あ〜めんどくさい!!!

2011年12月15日木曜日

YAMAHA CR-400 壊れる....

通電後、チューニングしてみましたが、FMの素晴らしい音が
聞けました.....................................

と、前回のブログは締めくくられたが。。

千葉の我が家で以外に良く入るJ-WAVEを聞きながら、家族の
団欒を過ごしていると、パチリパチリとノイズが入り出し、
少しすると、バチバチと強烈なパルス波の嵐に巻き込まれました。

慌てて、ボリュームを絞る。

信号が減衰すると、ノイズも消えます。

あ〜。。まいったな〜。。。

こんな状況は、恐らく初段周りのトランジスタか。。。

という訳で、現在本格的なレストア中です。



写真は、3ピンダイオードを、手持ちのFRBに交換したものです。

原因は初段周りのトランジスタなのに、なんで電源周りいじってんの?
って言われそうですが、これがレストアの泥沼なんです。

恐るべしビンテージ!!恐るべしオークション!!!

2011年12月10日土曜日

YAMAHA CR-400

ヤマハのCR-400をヤフオクで落札しました。
CR-400は通称レシーバーと呼ばれる製品で、チューナー
とアンプが一体化したものです。
1970年代の製造で、今から30年も前のものですが、
デザインが秀逸です。

オークションでは、中古で通電のみ確認とのことでしたが、まずは
火入れの前の状況チェックです。

各ノブを動かすと、電源スイッチの節度感が曖昧なのと、ボリューム
から微かにジャリッとした感覚を感じました。

分解清掃のついでに、気になる部分に手を入れます。

開けてみると、特に清掃などもされておらず、期待が持てます。
と言うのも、清掃済みの製品にはろくなものが無いと、思っているので。。
(この話はまた別の機会に...)

さっと中を確認しました。
電解の液漏れや、焼けた部分等もありません。

パワー段のトランジスタの足は銀色のままですが、前段のものや、
チューナー部のトランジスタの足は黒く変色していました。
気休めですが、ブラシで軽くこすっておきます。
ウィスカが発生した場合は、交換が前提です。

奇麗に見えたパネルも、結構汚れています。
キッチンペーパーと住宅用洗剤で3時間程度 湿布します。

ノブは希釈した住宅用洗剤を吹き付け、ブラシでこすります。


緑青の出たツマミ類は、砂消しゴムでこすります。
左が清掃前で、右が清掃後になります。

電源スイッチは、シーソースイッチの2つあるコマの一つが外れて
いました。

コンタクト部を砂消しゴムで清掃し、電気接点部には薄く接点
コンタクト復活材を塗布します。
コマの滑る部分には、グリスを塗布して組み立てます。
カッチっとした感覚が蘇りました。



ボリュームも分解して、コンタクト面を綿棒にしみ込ました
パーツクリーナで清掃します。

古いグリスも清掃し、組み込む際に塗布しました。

ヌメッとした感覚が蘇り、ジャリっとした感覚が無くなりました。

内部は掃除機で埃を吸い取り、元通りに組み立てます。

ムギ球が一灯切れていたので、次の機会にLED化したいと思います。

通電後、チューニングしてみましたが、FMの素晴らしい音が
聞けました。

2011年12月4日日曜日

スペシャリティ・コーヒー

私は、大のコーヒー党です。

ここ、鎌ヶ谷に引っ越して来て、色々とコーヒー豆屋
を巡るのですが、イマイチです。

鎌ヶ谷を中心に出店する店や、業務用コーヒ専門店等
(名前は言いませんが、地元の人なら判るはず)コーヒー
豆を買っては飲みますが、私にはまったくハマりません。。

近くにスターバックスも有りますが、問題外です。

そこで、以前住んでいた場所の、行きつけの店に豆を
買いにいきます。

そこは、住宅街にある小さなコーヒー専門店ですが、
品揃えは驚愕です。

また、コーヒーと言えば「ブルーマウンテン」や「モカ」
と言ったジャンル名称で指定しますが、ここでは通用しま
せん。

農園名称か、産地での指定なので、詳しくない人は、店主
が親切に教えてくれるので、アドバイスに従います。

さて、コーヒーをいれてみましょう。

まず、豆は入れる寸前にひくのが基本です。
既に粉になっているものや、サラサラに乾燥したものは、コーヒー
の良さが半減していると思って間違いないです。

良い状態の豆は、引いた後は空気を沢山含んだ土のようです。
そして、むせ返るほどの香りを放出します。

そこに、お湯と馴染ませる為に、20cc程度のお湯を注ぎます。


お湯を注ぐと、香りのガスが放出され、2~4倍程度にふくれあがり
ます。このふくれが無いコーヒーは、ただ苦いだけのもので、鮮度も
低いと思います。

お湯が完全に馴染んだら、細口のケトルからお湯をそそぎます。

お湯のいれ方は、人それぞれで、ドームを崩さないように入れる人も
多いですが、私は湯を軽く回しいれ 、一度ドームを崩し、それから
細くお湯を注ぎ込みます。
対流により新たなドームが形成され、撹拌と香りの封じ込めが同時に
出来る方法ですが、鮮度の高い豆でないと成功しません。

鮮度の高い豆でコーヒーを入れると、ドームが崩れずに、フィルター
に張り付く様な出がらしが出来上がります。
そこにたまってしまう様な入れ方では、香りが拡散してしまいます。

さて、味の方は、当然最高です。
遠くまで足を延ばしてしまうのですから、恐らく麻薬成分が多分に含まれて
いるのでしょう。


コンテスト(カップ オブ エクセレンス)豆も定期的に入荷する、スペシャリティ・
コーヒーの店「ゆら」。
近くの方は足を運んでみてはいかがですか?
因に、この一袋で1500円です。高いか安いかは飲んで決めて下さい。


大きな地図で見る

2011年11月12日土曜日

精神安定剤

木と戯れることは、精神を落ち着かせる。

杉などの目のそろった針葉樹とは違い、南洋の固木は
腕を試される。


パープルハート。難しいぜ。

2011年11月8日火曜日

ロケット ストーブ

ロケットストーブ、正式にはRocket Mass Heaterですが、
内部構造が気になる方々が一部にいるようです。

作ってみたので、どうぞ。

外観はでは、何だか判りませんね。

こんな感じです。

2011年11月6日日曜日

シマトネリコ

猫の額ほどの庭に、昨年シマトネリコを植えた。

山土を盛った、固い地盤を改良して、素人の手で植樹
したが、順調に育っているようで、なにより。

昨年と今年と、スズメガの幼虫には悩まされたが、庭に
樹木があるのは、何かと気持ちが良いものだ。

生活に、奥行きが出てくる。


2011年10月29日土曜日

DJ ミキサーのパネル製作

久しぶりのブログ更新だが、さぼっていたわけではない。
というか、さぼっていたわけだが。。

DJミキサーの自作は数有れど、パネルをしっかりと作り込んだ
ものは一度も見たことがない。

「UREI 自作」とか、「UREI クローン」等で調べると、自作例
がザクザクと掘れるわけだが、私はいつも消化不良だった。

そこで、前作はプリントゴッコをつかってパネルを作成した意欲作
だったが、残念なことに失敗に終わっている。
<http://amba.to/rUe7Dg>

さて、本作は真面目に考え、ある結論に至った。
それは、「他人の力をかりる」である。

では、他力本願は文中で説明するとして、パネル製作を説明しよう。

奥澤オリジナルのラックケースはブラックを選んだ。
ミキサーのフェイスプレートとしては、黒が無難だと踏んだからだ。

ハンドドリルでボリュームやスイッチ類の穴を開ける。
今回の一番の失敗は、ボール盤を用いずに、ハンドドリルで穴を開けた
ことだろう。




例えポンチで精確に穴位置を決めたとしても、手持ちでは精確に穴は開かない。
後にかなり落ち込むこととなる。

切削油や手垢を、ブレーキパーツクリーナーで落とす。




その後、念には念を入れ、中性洗剤と下ろしたてのスポンジ(今回はウエス)
でゴシゴシと洗う。



切削油が残っている箇所は、水のはじきかたで判断できる。
もし、怪しい所があれば、多めの中性洗剤で何度も洗うか、パーツクリーナー
からやり直す。



ざっと、水分を拭き取り、乾かす。
当然ながら、この先はパネルに手垢がつかないように意識すること。


あと、なぜこれほど入念な脱脂を行うかというと、この後に説明するが、
パネルに印刷ペイントを転写するからである。

さて、これが今回のパネルデザインである。
必要かつ、最小限かつ、使いやすくを目指した!?



ここで、他力本願登場である。



パネルはインスタントレタリングを用いることとした。

インレタと言っても、サンハヤトのインレタではなく、クロマテックと言う
特注品だ。

今回はエイドクラフトさんに依頼した。
クロマテックを製作してくれるお店は結構あるが、この店はイラストレータデータ
以外に、PDFや出力原稿からも製作してくれる。
<http://www.aidcraft.co.jp/>

私はイラストレータは所有していないので、PDFの入校は便利であった。

製作に用いたPCソフトは所謂CADというもので、正確な数値入力と出力が売り物
だ。
しかし、価格が高額で、ホビーには向かないものが多い。

WINならJW CADというフリーソフトがあり、MACならドラフティングキャド
(6000円程度)があるが、どちらもPDF出力があるかは判らない。

PDF出力がある場合、フォントはアウトライン化することが必要。

細かく切って、位置決めをする。



あとは、転写なので、ボールペンの後ろ等でこすれば転写される。


オーッ!

オーッ!!!

オーッ!!!!!

気分を盛り上げるために、色々とツマミを乗せてみる。
なかなか良い眺めだな。

ただし、出力したインレタの穴位置と、事前に開けた穴の位置がずれている。。
これでは、ツマミをつけた時に、目盛りとツマミがズレてしまう。。。
無理してでもボール盤を探して、穴あけをすべきだった。後悔。。

2011年10月8日土曜日

笠ヶ岳登山 二日目

はたと、目が覚め、窓の外の星空に誘われて外へでる。

天目茶碗の様な星空だったが、残念ながらメガネの私はかすんで良く見えない。寝起きなのか、メガネが汚れていたからかはわからないが、山の楽しみがかき消された。。

GRの設定でシャッタースピードを120sにして撮った写真。
寝ぼけてたのか、感度を高めることはせずに試行錯誤したので、結構星が流れてしまっている。




地上でなら、出来るだけ増感して撮影なんて瞬時に出るのに、何故かあの時はシャッタースピードで色々やってしまった。。

日の出は5:35分。
5:00からの朝食を取らずに山小屋を出て行く人が結構いる。夏ではないので、日も出ておらず、そして何より寒い。

そう、外気温は「マイナス4度」。


ご来光は頂上でと思うのもわからなくはないが、小屋からだって良く見える。

足下が明るくなってから我々も出発することにした。

キレットから朝日が昇る。
この瞬間はただ、美しい。


槍や穂高からもこの太陽を見ている人が沢山いるのかと思うと、思わず手を振りたくなるが、どうせ見えないだろう。(あたりまえか、太陽の方を見ているのだから。)

下山はクリヤ谷経由だ。
笠が岳山頂から、ガレ場を下る。


さすがマイナールートだけあって、ほとんど人と会わない。
自然を独り占め出来る気持ちのよいコースだ。

クリヤ谷コースから見る笠が岳は、笠新道からの姿とは全く似ていない。
ゴツゴツとした岩肌が目立つ山姿は、北アルプスの山そのものだ。


気持ちのよい稜線を時間を忘れて歩くと、特徴的な岩塊が見えてくる。雷鳥岩だ。


しかし、ここで地図はおろか、事前情報収集をしてこなかったことに大きく後悔する。
クリヤ谷のランドマークには表示板等は一切無く、どこまで何時間で歩いたかが、読めないのである。

こんなときは、地図とコンパスの出番だ。

周辺地形と照らし合わし、自分のいる場所と地図上の場所の相似点を探す。

クリヤ谷の水場は、沢の始まりの様な場所で、結構ダイナミックなのだが、眼下左側に、コブの様な山が見えるが、地図でも小さなピークが二つほど読める。


話は戻るが、雷鳥岩を越えると笹薮が出現し、足下が見えなくなるほどだ。
こんなときは足下に注意して歩くと同時に、熊よけの鈴は忘れないようにしよう。

水場の音が聞こえ始めたら、クリヤ谷の特徴である沢筋に沿っての下山だ。

歩いてみて良くわかるのだが、ちょっとでも雨が降ればこのコースは危険きわまりない。
天候が思わしくない時や、雨のときは迷わずクリヤ谷コースは止めにするべきだろう。


飛び石や、時には沢に足を突っ込み、何度も沢を横切る。


超高周波(ハイパーソニック)を聞きながらの昼食。


なだらかな腐葉土の坂道が多くなってくると、目的地はすぐそこだ。

槍見温泉の建物の脇で登山道は終わり、舗装路となる。

必ず下山届けは出そう。



登山口直ぐ近くの新穂高の湯で汗を流し、バスを待った。
http://www.hikyou.jp/gifu/sinhodaka/sinhodaka/sinhodaka.html

登り、下りともコースタイムを1時間ほど短縮したが、下山して2日たったが、激烈な筋肉痛は治らない。。

2011年10月4日火曜日

笠ヶ岳登山 一日目

久しぶりの山行である。
久しぶりと言ったが、正確には1年ぶりだ。

数年前より私の山行きに同行してくれる、気のおけない友人との2人旅だが、今年は行程管理や各種手配を全て友人にまかせた。

なにもすることが無いというのは、こんなにも楽なことなのか!と日々その恩恵に甘え、地図すら見ない体たらくだ。

2人のスケジュールを調整すると、9,10月中は休みを取ることが無理そうなので、土日の連休をフル活用した登山となる。

場所は北アルプスの名峰にして、古くは播隆上人や円空が登ったとされる笠ガ岳に決定。

新穂高温泉~笠新道~笠ガ岳頂上~クリヤ谷~中尾高原口バス停の行程となる。

登り口の標高は約1500mで、標高差1300mを、登り7時間、下り8時間のコースタイムだ。

日程は2011年10月1~2日の山小屋一泊コース。

毎日新聞社の登山パックで、秋葉原発~新穂高温泉(往復)笠が岳山荘2食付きで、¥21,500- が総額となる。

事前に当日は寒気が流れ込むとの情報を得ていたので、フリースとダウン、グローブ、耳当てを用意した。

水は笠新道登山口で潤沢なわき水を調達出来る。煮炊きを含め、2リットルを用意したが、奇麗に山小屋手前で無くなった。寒い時期だが、水は多めに用意したい。


行きのバスは秋葉原を出発し、毎日新聞社にて受付をして、再度出発する。
途中「諏訪湖サービスエリア」で時間調整(3時間も!!)をし、午前3時過ぎに出発する。
これは、途中 上高地による為、午前5時にゲート開放されることを見越しての調整である。
ただし、上高地の後に下車する新穂高組には、何の恩恵もないことは言うまでもない。

6時少し過ぎに、新穂高口に到着した。

天気予報は正確に当たり、冷たい雨が降っている。

雨具の用意をして、ウォーミングアップとばかりに、早足で笠新道登山口を目指す。




地図で見る限り、上高地のバス停から明神池までの歩き程度かと予想していたが、こちらは若干の登りがある。

歩き始めて10分もかからないうちに、ゴアテックスの湿度コントロールは飽和して、身体は汗で蒸れ始めた。


40分程度で笠新道登山口に到着した。

千葉の水道水を捨て、ここで北アルプスの天然水を調達する。

さて、目の前はいきなりの急登である。

ボチボチ行こう。


地図では、急登をジグザクに4時間程度登るのだが、この登りは展望もなく、全く癒しがない。

友人と2人だが、終始無言の禅的登山がつづく。

杉や雑木に、ナナカマドが混じり始めてくると、山に来たと感じるが、紅葉にはまだ早い時期ながら、ナナカマドの実は赤く色づき、湿り気のある空気と相まって、久しぶりに気持ちのよい時間を過ごしている。


うっすらと日が射してきて、杓子平との中間地点では天候は回復し、コントラストの強く出る様な日差しに包まれる。

途中いくつか槍・穂高の展望ポイントがあったが、どれもガスで展望は望めなかった。

植生がハイマツのような高山植物になり始めると、杓子平はもうすぐだ。こころなしか、冷たい風を首筋に感じ始める。

突然樹林帯が切れ、目の前に雄大なカールが出現する。
杓子平に到達したようだ。


ここで、昼食とする。

昼食は定番の炊き込みおこわのアルファ化米と、あたたかいスープだ。
夏だろうが、冬だろうが、山での食事は温かいものが美味しい。





杓子平から2時間程度登りきると、抜戸の分岐に出る。
ここまではガレた岩場を登り、高度を稼ぐのだが、樹林帯の登りと変わらず、こちらも結構な登りである。

ガレ岩とハイマツ、そしてそこかしこに群生する高山植物は、心地よい秋の風にゆれていた。

抜戸の分岐からは、登山ファンへのプレゼントとばかりに、気持ちのよい1時間程度の尾根筋の縦走だ。


新穂高の谷から巻き上がる低層雲も切れ、今は槍・穂高が気持ちよく見える。

体温調節が難しい季節だが、笠が岳山荘が見える頃には、半袖では寒くていられない。身体の熱交換のバランスが逆転したようだ。


山荘が眼前にはっきりと見えたら、癒しの時間は終了だ。山荘まで、10~15分程度のキツい急登がある。

一歩ずつ歩みを進め、山荘へ到着。

温度計を見ると、2度と表示。そりゃ寒いわけだ。


夕食は5時からと告げられ、何もすることが無いので、小屋の周りをウロウロする。







いやに人が多いなと思ったが、後で聞くと団体が2組も来ているとのこと。

3回入れかいの夕食(真夏の最盛期並の回転率)が終わる頃には、布団のなかでいつの間にか眠りについていた。