2014年5月9日金曜日

ビールを造る おわる


さあ、瓶詰め作業です。

プライミング用のコーンシュガーを計測します。
今回は、ビンに装填するのではなく、ウォートに直接入れる方法を取ります。

ウォートを500cc程度鍋に移し、温めて砂糖を溶かし込みます。
その際、比重計測と味見をしました。

比重は..................

1.02...........

う〜ん、下がりきってない。
そう思うと、味見もそれに引きずられます。
苦みの先に、若干の甘みがあるような....。でも十分苦い。発酵前からすると雲泥
の差です。





ただ、プライミング用の砂糖を投入しても泡立つ様子も無く、たっぷりと
アルコール臭を放っているので、今回は良しとしました。

味は、Bassペールエールにそっくりです。
そして、バナナのようなエステル香、スタウトの様なボディ、何だか期待が
もてそうです。

コックにビール瓶と同じ長さのビニールチューブを取り付け、なるべく空気が
入らないように、注いで行きます。

打栓機で王冠を打込み、完成です。

夜も遅くなり、急いで作業したので、写真はありません。

これから1ヶ月間、瓶内発酵を待ちます。

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ここまでのメモ

一次発酵は、カーボイ等と呼ばれる口の細い容器は適さないと思います。
と言うのも、一次発酵時の吹き上げた泡が付着すると、洗い落とすのに苦労する
からです。手が入る、バケツ(ペール缶)のような発酵容器が良いかと思います。

二次発酵は、雑菌混入や空気混入の少ないカーボイが良いかと思います。

サイフォン用のチューブは、むやみに太いと使いづらいです。
時間がかかりますが、細めのチューブの方が失敗は少ないです。
(じつはこいつが雑菌混入の一番のリスクだったりする<笑>)

手作りビールはスローフードなので、造る方もスローでいたいです。
今回心残りなのは、時間の問題で一次発酵を早めに切り上げてしまったことです。
早い段階で酵母から切り離されて、発酵力が弱まり、比重が下がりきらなかったと
予想されます。次回はじっくり造ります。

では、試飲は数週間後に。

注意:日本国内ではアルコール度数1%以上のアルコール飲料を製造するには、
許可が必要となります。ホビーで醸造を楽しむ際は、1%を超えない様に、
糖度を調整しましょう。
今回のブログ記事には、誤記・誤植が沢山含まれております。もちろん、ブログ
用に"盛って"話を作り込んでおります。ご了承下さい。

2014年5月8日木曜日

ビールを造る その3

仕込を終えて、発酵を待ちます。

5月3日、発酵開始です。
この日は気温が高く、発酵場所は22〜23℃程度の外気温です。
さあ、キャンプ行くぞ!!と、一日外出しましたので、初期発酵の状況を確認
できませんでしたが、相当勢い良く発酵していたようです。

エアロックは吹っ飛んでいませんでしたが、泡が行きよい良く飛び出た形跡が
あり、エアロックの水が無くなっていました。

まぁ、発酵が確認できましたので、二酸化炭素が充満しており、外気は入って
きていないと判断して、良しとしましょう。。

エアロックに水を入れ、ポコポコと発酵の様子を確認します。
澱がぐるぐると循環している様が確認できます。
なるほど、洗濯機の水流を見ている様に、飽きないものです。

5月4日から気温が下がり、発酵容器を置く場所は21℃くらいです。
5月5日、更に気温が下がり、20〜19℃となります。外は雨が降ったりやんだり
です。
この頃から、発酵の度合いが弱まり、澱の循環が見られなくなりました。
5月6日、エアロックの曝気も緩慢になり、若ビールは透き通ります。
発酵容器の下に、澱が15mm程度沈殿しております。


明日から仕事になり、ビールの手当もままならないことから、若干早いですが二次
発酵に入ることとしました。

別容器にサイフォンで若ビールを移します。
この際、澱を吸い込まない様に注意します。
別名、ラッキングと言うそうですが、アクリルのパイプにビニールチューブを指し、
ラッキングチューブを自作しました。もちろん殺菌は徹底します。

これから数日間、二次発酵に移ります。
酵母から切り離した若ビールは、完全に曝気が無くなりました。
想定していたよりかなり早く一次発酵が終了したので、若干心配ですが、ラッキン
グ時 澱を捨てる際に酒粕のようなアルコール臭を放っていたので、糖が変容してい
るようです。


都度比重を計測すればよいのですが、アクションを増やす程、汚染のリスクが上がり
ますので、計測回数はなるべく少なくしたいところです。

つづく

2014年5月5日月曜日

ビールを造る その2

さて、前回からの続きです。

まず、モルト缶の中味を鍋に入れます。
1700ccのモルト缶、500ccの液体モルト、2lの水を鍋に入れて煮込み
ます。
都合4lを見越してますが、蒸発と不純物の沈殿分は発酵用器に入れない
ことを加味しての量です。

水は何を使うか悩みましたが、災害備蓄用で2013/12月に賞味期限が
切れたコストコの水が有りましたので、これを利用しました。
(浄水器のフィルターに雑菌が潜んでいることもあるとか...。フィルター
を通した水は煮沸した方が良さそうです。)


合計1時間に込みます。
1時間=(ビタリングホップ投入45分+アイリッシュモス5分+アロマホップ
10分)


甘ったるい、胸焼けしそうな匂いが部屋を包みます。


煮込みが完成したら、急冷します。
これは、雑菌繁殖する適温(30〜40℃)に長時間ウォート(煮込み汁)を
さらさないためです。
ちょろちょろと水を流しておいたら、1時間程度で30℃まで下がりました。


殺菌した発酵用器に、ウォートと水を加え、総量12ℓとしました。

メモ:
ブラックロックの缶に、仕込み総量と補糖の関係性が記されております。
23ℓで1,000g、17ℓで500gの補糖。

リニアな関係と見なすと、12ℓでは350g 50gと算出できる。
(因に、11ℓでは0g)

砂糖と液体モルトの関係性。
砂糖 : 液体モルト=750g : 1,000g

モルト缶1,700g+液体モルト 65g + 水 9.8ℓ
で初期比重を計測すると、1.04 行かない....。
目分量で500g程度投入で1.04になりました。

残った液体モルトはどうせ使わないし...と思い、更に500g投入で比重は
1.045。

一応これで仕込みは終了。 補糖無しのレシピとなりました。

注意:上記計算は机上での推計値となります。実際は、アルコール度数は1%
以内になるように仕込んで下さい。

つづく

ビールを造る その1

注意:日本国内ではアルコール度数1%以上のアルコール飲料を製造するには、
許可が必要となります。ホビーで醸造を楽しむ際は、1%を超えない様に、
糖度を調整しましょう。

さて、ビールを作りにしても、材料はともかく、道具を揃えるだけで一苦労
です。(特に金銭的な問題で...)
そこは、知恵と工夫で色々と乗り越えたい所です。

今回購入した道具は、打栓機、比重計、エアロック、風呂用ゴム栓程度でしょ
う。タンクは水サーバー用のタンクを拝借しました。(奇麗に洗って返します。)


200円程度で購入した風呂桶用の栓。
外径を発酵用タンクと合わせます。


この栓、ボールチェーンフックは、力一杯引き抜くと、外れます。
9mmのドリルでエアロック用の穴を開けます。





クリ○ラのボトルをキチンハイターで殺菌します。

購入した材料一式。
購入先はブリューランドさんから。

もう一つ、最近有名なクラフトビール専門店からも材料を購入するため、注文
していたのですが、一向に発送される気配がなく、キャンセルしました。
クラフトビールを楽しむのですから、待つ方もスローでいたいものです。
反省....

材料は、ブラックロック社のモルト缶、液体モルト、追加用のホップ、イースト、
プライミング用のブドウ糖です。
これに、ブリューランドのレシピが付属します。
(まぁ、レシピ通りに作ってないので、どうなるか知りませんが....)

つづく