2014年12月28日日曜日

キルティングコート

年末は、ミシンの前に座りチクチクと裁縫。
C&Sの型紙と、ソレイユから買った生地で、出来上がりは上々
だったのですが、妻に試着させたら肩周りがきつとのこと。。

妻が喜んで着ている姿をモチベーションにしていただけに、
ショック。

ボタンを打つ前に、娘用にほどくか悩み中。


2014年9月17日水曜日

自分でわが家を作る本。 を読んで

自分でわが家を作る本。

この本を一読して、「出会うべくして、出会った書籍」であると、天啓
に打たれた感じがしました。

自分で深く考え、何かを成す。
人が生きる上で当たり前に行なってきた、「生きる知恵=考えること」
について考えさせられる内容でした。

この「考える」こと、実は相当に脳へのストレス(良い意味での負荷し
かないのだけど...)があり、できれば他人にやってもらいたいことの一つ
ではないでしょうか。これに、肉体的負荷が加わるとなると更に増強
されます。

私の父の世代までは、作業小屋程度の棟上げは集落の男衆が出向き手伝っ
ていたと聞きました。
どの様に継手が組まれ、最小人数で施工する為の知恵は、集落の共有知
として蓄積されていたとのことです。

そう言えば、ロープの自在結びなど簡単にやってのける父を見て、「おお、
凄い!! バイク屋みたいだ!!」などと思ったこともありましたが、生きる
為に誰もが身につける知識が薄れつつある状況もまた、垣間みたのでした。

社会の労働環境が分業化され、専門業としてそれぞれが効率化したことは
素晴らしいことです。
スカイツリーから眼下に望む光景は、この効率化の大きな流れを俯瞰する
体験です。

しかし、専門分化された社会において、大きな弊害もあります。

「これは出来ない...」と、何もせず匙を投げる状況です。
効率化を度返しすれば、出来ないこと等ないはずですが(だって、結局人
がやってることでしょ?)考えることを放棄した現代人は、「誰かがやる
こと」と、全てにおいて考えがちです。

食品偽装や姉歯問題にせよ、私達がブラックボックス化してしまった状況に
おいて、見えづらい影の部分を上手く操られてしまった結果なのかもしれま
せん。

H・ガードナーの理論を持ち出すべくも無く、人には得意不得意があります。
自分より優れた人に仕事をしてもらい、報酬を払うことは理にかなっており
ますし、全く否定もしません。
どちらかと言えば、私も同様な人間です。

「家を建てること」、そんなことは到底個人では無理であると誰もが考える
ことでしょう。
私だって、いつかは理想の家を建てたい(設計士や大工さんに)と思って、
あくせく働いております。(今のままだとまぁ、無理でしょうが...)

それを自分で建てる!、しかも「そんなに難しいことではないよ!!」と本書
では説明し、実際にそれを実践してみせたのです。

人生において最も大きな壁は「固定概念」であると定義すると、この最も大き
な壁が崩れ去った瞬間でした。

読後の感想は、「いやいや、普通に建てられるじゃん!!」。

ここで、冒頭の「出会うべくして、出会った書籍」の天啓に打たれるのです。

誰もがこの感覚に出会えるわけではないかと思いますが、私の性癖からすれば
至極真っ当、オーディオ作ったり、木工したりするなら、家だって建てられる
のです。

正直、本当に家を建てるなら、この本では役不足です。
木造軸組工法をしっかりと学ぶ必要がありますが、「考えること」の扉を本書で
開き、「考えられる」という次のステップに移った私には難しいことではあり
ません。

人生を今以上に楽しむには、「固定概念」をいくつ乗越えることができるか、
に尽きるのではないでしょうか。

2014年8月21日木曜日

一級整備士とは何か?


一級整備士とは何をする人なのか....

昔整備士であった私からすると、二級が最上級であり、二級がエンジンやシャシ
などの重整備を行い、二級が最前線の先頭でした。
そこに突如一級という資格が表れたのです。
(運輸省時代から一級整備士の話が....等という未確認情報もあったりして、どうし
て今頃?今更??という感は私にもありました。)

昨今、と言っても10年以上前の話ですが、整備士の地位向上について大きな動きが
ありました。
2001年に一級整備士の資格が新設され、実務経験をつんだ精鋭達の狭き門
として登場したのです。

一級整備士が新設されて、数年の一般的な整備士達の反応は大方懐疑的で、訝しげな
目で見ておりました。

一級整備士の目的は、以下リンクにありますが、簡単に言えば「高度な電子
制御に対応できる整備士の育生」にあるかと思います。
<http://www4.jaspa.or.jp/jaspahp/user/mechanic/1st_answer.html#ans01>

それまでの自動車における電気系統は、バッテリー電圧と同じ12Vが車内
に張り巡らされており、根気さえあれば大概の系統を追うことができました。
この時、故障診断ツールとしてデジタルマルチテスターが活躍することは言うまで
もありません。

しかし、昨今の自動車は、ノードラインで各モジュールがネットワークで接続
され、一般的に5Vで制御されるパルス信号が飛び交うようになりました。

簡単に言うと、ECU(CPU)以外の小さなサテライトコンピュータが、メーターや
ステアリング、トランスミッションそれぞれに付いており、それぞれ固有の情報
は絶えずECUと通信しております。
「ネットワーク」化された接続ともなると、サテライトコンピュータ同士で通信系
等を持つ自動車も少なくないと思います。

この場合、デジタルマルチテスターで診断できる項目は1/3程度で、それ以外はテス
ターの数値がフラフラする良く解らない信号です。なので、専用テスターが必要
となります。(Ferrari SD2/3 はA/D変換機能を持つ、アナログとデジタル信号の
両方を扱うインターフェースでした。←この時、フェラーリが大きくモダン化された
時期と言える。)

「そんなに大きく変わってるかな?今も昔も自動車用診断テスターがあって、
メモリー診断やデータ診断できたじゃん??」
と言う人は、深い部分を突いていると思います。

アナログな抵抗値をA/Dコンバートしてデジタル処理....などという蘊蓄は飛び
越して、自動車整備の実際を見てみると....

そうです、診断方法はそう変わりません。
個別にセンサー情報を取得したり、Gセンサー(こんなもんGTRとか特殊な車にしか
付いてなかったからな~)にアクセスしたりと、とても便利ですが一般診断モードは、
「ちょっとバカでも使える」ようになっております。その為のマニュアルもしっかり
と用意されております。

結論から言うと一級整備士とは、見えづらい電気信号の不具合について、分かりやす
く説明できる整備士であると言えるのではないでしょうか。

故障の症状がる→推論する(テスタ)→何故そのようになるのか推論する(ヒト)→
故障箇所を推定する(ヒト)→カプラを外したり、その他の外部的要因を与え故障
箇所を確定する(ヒト)→故障箇所を交換する(ヒト)

というロジカルなフローの間には、デジタル信号という見えない信号が介在しており、
見積もりや修理を実行するにあたっては、これらを的確に説明できることが必要と
なります。

ですから、一級整備士は講習でオシロスコープを用いた実習を行なうのです。
オシロスコープを整備の実際で使えとは言ってないのです。(多分...)

(陰謀的な側面から...電気自動車の普及にあたり、バッテリーの交換は数年おきに
必ず起こる。またそのリサイクル費用も顧客負担を強いる。その最前線で顧客を
説得する為に生まれたのが一級整備士だとか!?)

正規輸入代理店の息のかかったFerrariのサービス工場に、クダラナイ テストを受け
るようにとお達しがありました。

なんでクダラナイかと言うと、オシロスコープのトリガとは云々・・・なんて問題が
いくつもあったからです。

そうじゃないだろ!!オシロなんてツールだし、オシロで測定する情報がどんなも
んかを知っていることが重要だろ!!とツッコミを入れたくなりました。

まぁ、何というかそのテストは不合格でしたけどね....(爆)

「エアバックのカプラ端子には金メッキが使われている理由を述べよ」という問題に
色々と述べたのですが、なんとバツでした。
答えを知りたかったのですが、輸入元は答えを公開しませんでした。

2014年8月11日月曜日

オープンな場には、知と人が集まる

旧長野県知事の田中康夫氏は、知事室を1階に設置し、かつガラス張りに
しました。
透明性を確保する為であったとされております。
まぁ、当時の庁舎内は、相当に透明でなかったのでしょう...

さて、本題に移ります。
飲食店や製造業において、「企業秘密」なる言葉を良く耳にします。
しかし、一方で技術をどんどんオープンに公開していく方々も存在します。
生き残る技術としての「秘密」と、生き残る技術としての「オープン」、非常に
興味深い事例です。

私は「オープン」派を支持します。というか、私自身がオープンなのかと思います
が...

日本の得意芸の製造業や、繊細な味付け、おもてなしを実践する飲食業、その本質
は決して一朝一夕でまね出来るものではありません。

「企業秘密」と称するものは、意外に秘密でもなんでも無いかもしれません。
その秘密を公開することで、利益が脅かされるとか、企業活動に支障を来すのなら
ば、ビジネスモデル事体が脆弱であり、別に考える部分が大いにあります。

莫大な研究開発費を投じて、市場に先んじて技術や製品を投入するビジネスモデル
の場合は、秘密の管理はとても重要で、上記の記述には適合しないわけですが、
最近では故意的なリークを用いて、市場操作を行なうこともチラホラ....

まとめると、職人によるものつくりやサービスにおいては、秘密として非公開に
するよりも、公開した方が何かとメリットがあるように感じます。

議論における「知の刺激」のように、誰かのアイデアに触発されて、更に良いアイ
デアが生まれて行く連鎖のように、オープンな場には、更に成長すべき情報やアイ
デアが集まってくるようです。

例えば、星のリゾートの社員教育に関する書籍「星野リゾートの教科書」は、おし
げも無く、従業員が従うべき考え方を公開しているし、カスタムナイフ
suzuki knife works」では、カスタムナイフの制作過程や技術をブログでどんどん
公開しています。

両者の共通点は、コモディティ化を脱して、強い経営体質を作り上げている点でしょう。

2014年8月1日金曜日

西田刃物の包丁を買った

以前、ブログで紹介した菊光の包丁が、短期間でボロボロに
なってしまい、本当に残念です。

しっかりした包丁を手に入れようと思い、以前から気になっていた
西田さんの包丁を買いました。


武田や菊光より厚みがあり、重厚です。
これで¥5,000-ですからコストパフォーマンスは高いです。
(いけない、使ってみないと何も判らないのに...)

やや小振りなのも好感が持てます。

武田は厚みが薄く、魚の骨は不安ですが、こちらは大丈夫そう。
魚や肉、野菜までオールマイティーに対応してくれそうです。

良い買い物した。

使ってみて本当に良かったら、青紙の割り込みも買ってみようかな...

2014年6月13日金曜日

ビールを造る 飲む

ビールを仕込んで、数週間経過。

仕込後、2週間くらいで試飲をおこないました。
泡立ちはイマイチで、味もフルーティーなエステル香が盛りだくさん。
ただし、ちゃんとビールになっている。

4週間経過しましたが、どんどん味が良くなっている気がします。
泡立ちは、ギネスのようにきめ細かく、素晴らしいです。

懸念していた甘みも、瓶内発酵が進むにつれ軽減されましたが、一次発酵
をしっかりとしないと、若干残るようです。
市販ビールのようにキリリと仕上げるには、一次発酵をしっかりやらないと
いけないな、、と反省。

DHBRを読みながら、ビールを飲んでいます。



2014年5月9日金曜日

ビールを造る おわる


さあ、瓶詰め作業です。

プライミング用のコーンシュガーを計測します。
今回は、ビンに装填するのではなく、ウォートに直接入れる方法を取ります。

ウォートを500cc程度鍋に移し、温めて砂糖を溶かし込みます。
その際、比重計測と味見をしました。

比重は..................

1.02...........

う〜ん、下がりきってない。
そう思うと、味見もそれに引きずられます。
苦みの先に、若干の甘みがあるような....。でも十分苦い。発酵前からすると雲泥
の差です。





ただ、プライミング用の砂糖を投入しても泡立つ様子も無く、たっぷりと
アルコール臭を放っているので、今回は良しとしました。

味は、Bassペールエールにそっくりです。
そして、バナナのようなエステル香、スタウトの様なボディ、何だか期待が
もてそうです。

コックにビール瓶と同じ長さのビニールチューブを取り付け、なるべく空気が
入らないように、注いで行きます。

打栓機で王冠を打込み、完成です。

夜も遅くなり、急いで作業したので、写真はありません。

これから1ヶ月間、瓶内発酵を待ちます。

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ここまでのメモ

一次発酵は、カーボイ等と呼ばれる口の細い容器は適さないと思います。
と言うのも、一次発酵時の吹き上げた泡が付着すると、洗い落とすのに苦労する
からです。手が入る、バケツ(ペール缶)のような発酵容器が良いかと思います。

二次発酵は、雑菌混入や空気混入の少ないカーボイが良いかと思います。

サイフォン用のチューブは、むやみに太いと使いづらいです。
時間がかかりますが、細めのチューブの方が失敗は少ないです。
(じつはこいつが雑菌混入の一番のリスクだったりする<笑>)

手作りビールはスローフードなので、造る方もスローでいたいです。
今回心残りなのは、時間の問題で一次発酵を早めに切り上げてしまったことです。
早い段階で酵母から切り離されて、発酵力が弱まり、比重が下がりきらなかったと
予想されます。次回はじっくり造ります。

では、試飲は数週間後に。

注意:日本国内ではアルコール度数1%以上のアルコール飲料を製造するには、
許可が必要となります。ホビーで醸造を楽しむ際は、1%を超えない様に、
糖度を調整しましょう。
今回のブログ記事には、誤記・誤植が沢山含まれております。もちろん、ブログ
用に"盛って"話を作り込んでおります。ご了承下さい。

2014年5月8日木曜日

ビールを造る その3

仕込を終えて、発酵を待ちます。

5月3日、発酵開始です。
この日は気温が高く、発酵場所は22〜23℃程度の外気温です。
さあ、キャンプ行くぞ!!と、一日外出しましたので、初期発酵の状況を確認
できませんでしたが、相当勢い良く発酵していたようです。

エアロックは吹っ飛んでいませんでしたが、泡が行きよい良く飛び出た形跡が
あり、エアロックの水が無くなっていました。

まぁ、発酵が確認できましたので、二酸化炭素が充満しており、外気は入って
きていないと判断して、良しとしましょう。。

エアロックに水を入れ、ポコポコと発酵の様子を確認します。
澱がぐるぐると循環している様が確認できます。
なるほど、洗濯機の水流を見ている様に、飽きないものです。

5月4日から気温が下がり、発酵容器を置く場所は21℃くらいです。
5月5日、更に気温が下がり、20〜19℃となります。外は雨が降ったりやんだり
です。
この頃から、発酵の度合いが弱まり、澱の循環が見られなくなりました。
5月6日、エアロックの曝気も緩慢になり、若ビールは透き通ります。
発酵容器の下に、澱が15mm程度沈殿しております。


明日から仕事になり、ビールの手当もままならないことから、若干早いですが二次
発酵に入ることとしました。

別容器にサイフォンで若ビールを移します。
この際、澱を吸い込まない様に注意します。
別名、ラッキングと言うそうですが、アクリルのパイプにビニールチューブを指し、
ラッキングチューブを自作しました。もちろん殺菌は徹底します。

これから数日間、二次発酵に移ります。
酵母から切り離した若ビールは、完全に曝気が無くなりました。
想定していたよりかなり早く一次発酵が終了したので、若干心配ですが、ラッキン
グ時 澱を捨てる際に酒粕のようなアルコール臭を放っていたので、糖が変容してい
るようです。


都度比重を計測すればよいのですが、アクションを増やす程、汚染のリスクが上がり
ますので、計測回数はなるべく少なくしたいところです。

つづく

2014年5月5日月曜日

ビールを造る その2

さて、前回からの続きです。

まず、モルト缶の中味を鍋に入れます。
1700ccのモルト缶、500ccの液体モルト、2lの水を鍋に入れて煮込み
ます。
都合4lを見越してますが、蒸発と不純物の沈殿分は発酵用器に入れない
ことを加味しての量です。

水は何を使うか悩みましたが、災害備蓄用で2013/12月に賞味期限が
切れたコストコの水が有りましたので、これを利用しました。
(浄水器のフィルターに雑菌が潜んでいることもあるとか...。フィルター
を通した水は煮沸した方が良さそうです。)


合計1時間に込みます。
1時間=(ビタリングホップ投入45分+アイリッシュモス5分+アロマホップ
10分)


甘ったるい、胸焼けしそうな匂いが部屋を包みます。


煮込みが完成したら、急冷します。
これは、雑菌繁殖する適温(30〜40℃)に長時間ウォート(煮込み汁)を
さらさないためです。
ちょろちょろと水を流しておいたら、1時間程度で30℃まで下がりました。


殺菌した発酵用器に、ウォートと水を加え、総量12ℓとしました。

メモ:
ブラックロックの缶に、仕込み総量と補糖の関係性が記されております。
23ℓで1,000g、17ℓで500gの補糖。

リニアな関係と見なすと、12ℓでは350g 50gと算出できる。
(因に、11ℓでは0g)

砂糖と液体モルトの関係性。
砂糖 : 液体モルト=750g : 1,000g

モルト缶1,700g+液体モルト 65g + 水 9.8ℓ
で初期比重を計測すると、1.04 行かない....。
目分量で500g程度投入で1.04になりました。

残った液体モルトはどうせ使わないし...と思い、更に500g投入で比重は
1.045。

一応これで仕込みは終了。 補糖無しのレシピとなりました。

注意:上記計算は机上での推計値となります。実際は、アルコール度数は1%
以内になるように仕込んで下さい。

つづく

ビールを造る その1

注意:日本国内ではアルコール度数1%以上のアルコール飲料を製造するには、
許可が必要となります。ホビーで醸造を楽しむ際は、1%を超えない様に、
糖度を調整しましょう。

さて、ビールを作りにしても、材料はともかく、道具を揃えるだけで一苦労
です。(特に金銭的な問題で...)
そこは、知恵と工夫で色々と乗り越えたい所です。

今回購入した道具は、打栓機、比重計、エアロック、風呂用ゴム栓程度でしょ
う。タンクは水サーバー用のタンクを拝借しました。(奇麗に洗って返します。)


200円程度で購入した風呂桶用の栓。
外径を発酵用タンクと合わせます。


この栓、ボールチェーンフックは、力一杯引き抜くと、外れます。
9mmのドリルでエアロック用の穴を開けます。





クリ○ラのボトルをキチンハイターで殺菌します。

購入した材料一式。
購入先はブリューランドさんから。

もう一つ、最近有名なクラフトビール専門店からも材料を購入するため、注文
していたのですが、一向に発送される気配がなく、キャンセルしました。
クラフトビールを楽しむのですから、待つ方もスローでいたいものです。
反省....

材料は、ブラックロック社のモルト缶、液体モルト、追加用のホップ、イースト、
プライミング用のブドウ糖です。
これに、ブリューランドのレシピが付属します。
(まぁ、レシピ通りに作ってないので、どうなるか知りませんが....)

つづく

2014年4月30日水曜日

窪田式Mos-Fetアンプついに完成



どんだけかかったのか...

ようやくMos-Fetのパワーアンプが完成しました。



前にも投稿したように、窪田式を原機としましたが、発振しまくりで対策をほどこ
しておりました。


↓これ
http://subwaylove.blogspot.jp/2013/04/blog-post_25.html
http://subwaylove.blogspot.jp/2013/09/mos-fet.html

いやはや、窪田式に限らず、金田式やその他も、作った通りにはいかないというこ
とを確認した次第です...

とりあえず、変遷を

1. 電源と増幅部でケースを分ける。突入電流対策でトランスの一次側にパワーリ
レーを挿入。定電圧部を電源ケース側に置く。また、定電圧部のトランスは専用
とした。

パワーリレーONで盛大に発振する。
定電圧部が発振する。

2. 帰還する高周波対策として、裸電源、定電圧部に0.47〜1μのフィルムを抱か
せる。

若干発振は収まるが、アイドル調整時に発振する。

3. 電源と増幅部を同一ケースにする。トランスを共通化する。

以外に良いかも!!アイドル調整でやっぱりだめ。

4. 定電圧部の3端子を24ボルト固定に変更。入力側にタンタル、出力側に0.47μ
のフィルムを抱かせる。

おっ!良いじゃん。でもアイドル調整であと一歩。。目標設定値手前でオフセットが
フラツキ始める。

5. 初段、中段の共通電源部に0.47μのパスコン、ファイナルのMos-Fetに0.68μの
フィルムでバイパス。

各部の調整がビッタっと安定!!!

・ケースは分けない。DC供給用の電源ケーブルが長くなり、寄生発振の原因。
・トランスは共通化する。位相変化やノイズの乗り方を予測できない。
・高周波(寄生発振の原因)対策を徹底的にやる。
以上が簡単ながらまとめです。

原機はイーターのスイッチング電源で電源を作っており、窪田さんもアナログ電源は
ノイズの点で不利とおっしゃっておりました。
その通りで、裸電源だけだと盛大なハムに苦しめられましたが、初中段を定電圧化
したことで、全くハムを感じさせません。

パワーも50W程度ありますので、SONY SS-G5が朗々と鳴っております。
録音が下手なソースは、音が複雑に合わさるところのガヤガヤが目立ちますが、ECM
や昨今のデジタル打込み系は、奇麗に鳴らします。かなり分離感や解像度が良い方
かと思います。
少し鳴らし込んで、楽しみたいです。

今回得た教訓としては、やはりオシロスコープが欲しい!ということです。

追伸。
鈴木先生の続定本にある、Mos-Fetを使った100W本格オーディオも作った通りだ
と、思いっきり発振します。こちらも手強いです。

ビールを作りたい!!

注意:日本国内ではアルコール度数1%以上のアルコール飲料を製造するには、
許可が必要となります。ホビーで醸造を楽しむ際は、1%を超えない様に、
糖度を調整しましょう。

「ブレイキング・バッド」という、何ともあと味の悪い海外ドラマにて、麻薬
捜査官が自宅で自家醸造ビールを作りシーンが何とも印象的でした。

そして、先日「男子ごはん」にて濃縮麦汁を使ってビールを作っていたのをみて、
「よし、やろう!」となりました。

ただやるのでは面白くないので、ここは私のポリシー「メーカーが出来ないこと
をやる」をビールでもやりたいと思います。

日本のビールはどれも似たり寄ったり、最近ではプレミアムビールや地ビールが
ちらほらスーパーでも売られておりますが、爆発的な個性に欠けます。

ヤッホーブリューイングの「よなよなエール」など、オオッ!!と思わせるビール
もありますが、マスプロ製品を超えるビールを作りたいです。

さて、ビールを作る前にメモ書きを...

1.殺菌
ビール作りというか、発酵ものはとにかく雑菌の混入に神経を尖らせないといけ
ません。
これから温かくなりますので、小まめな殺菌はマストです。

2. 水
これは悩みます。ミネラルウォーターが良いのかもしれませんが、コスト的な問題
を考えると水道水か...
水道水も煮沸して湯冷ましにすると液体内の空気が欠乏しますので、エアレーショ
ンが必須です。多分ミネラルウォーターも同様かと思うけど...

3. 道具
ビール作りキットが販売されておりますが、コストを下げることと、DIY好きを自称
するなら道具も知恵と工夫で揃えたいところです。
取り急ぎ、コック付きの水用ポリタンクと、ウオーターサーバーの水タンクを拝借
して挑戦。
ビールビンは、素直に買いました。(何度も使えば元が取れる!!はず...)

先にも述べましたが、アルコール度数を調整する為には、比重計は必須でしょう。
あと温度計。


4. どうせやるなら
濃縮麦汁だけで、市販ビールを超える程?のおいしいビールが作れるそうですが、後
からホップを足して、「よなよなエール」を超えるまでとは言えないですが、フレー
バーの強いビールを目指します。

醸造過程をアップできたらします。

2014年4月18日金曜日

オーディオのオカルト

A&Rラボの事を少し書きます。

ここのダイオード、結構好きで使っています。
日本インターのFRBと聞き比べても、明確な差がでたりして、自作派には嬉しい製品です。(FRBとSBDの違いがあるので、当然ですが...)

ここで扱っているCPMとやらが、どうやらオカルトだとネットで話題になっております。
(いや、かなりオカルティックに紹介しているところもあるのですが...オーディオ回路の救世主などと....)

A&Rは、日本インターを退職したかたが始められた企業なので、CPMもダイオードの一種であることは間違い無いかと思います。
(多分、ダイオードにフィルムコンデンサあたりをパラっているだけか....)

このCPMや、それから派生してダイオードにまでオカルト疑惑が持ち上がり、賛否両論入り交じった感じが今の状態です。

ココで一つ、私はオカルトもあって良んじゃない??との立場です。(A&Rがオカルトか否かは別として)

CPMを使ったことが無いので何とも言えませんが、まぁいいんじゃない〜という感じです。

批判的な方々は、恐らく公平性(フェアネス)の観点から不満を出しているのではないでしょうか。
つまり、原価数百円程度のものを、誇大的主張にて高価格で販売していることに対して、公平性の違和感を感じているのでは??と思います。

こんなことオーディオの世界では日常であり、ケーブルや化学処理など枚挙に暇がありません。
私が信奉するハイパーソニック・エフェクトもオカルトだし(笑)

確かに、A&Rの科学的根拠や情報の出し方(論文と言っているが、アクセプトされた論文ではない等)に疑問が残りますが、ここのダイオードは結構好きなのです。

コンデンサインプット方式における、直流の切れ目の件は、正直私の知識では分かりません。(それを理解できるほどの知識が無い)


おわり