2013年7月12日金曜日

武田の刃物

武田の包丁



久しぶりに、一目惚れして購入したものが、この包丁。

東武の職人展を何気なく散策していたら、武田刃物の実演販売コーナー
に引きつけられてしまった。

黒い鉄肌の無骨な刃物がいくつも並べられており、しかも結構なお値段。

和包丁といえば、日本刀のように銀色に輝き、峰の厚みがあるものが良い
(←素人のイメージですよw)と思っているので、違和感アリアリ。

お店の人に特徴を聞くと、考え尽くされた機能と性能にやられました。

材質
日立金属が開発した青紙鋼を挟み込み、更に鍛造(打ち刃物)しています。
青紙鋼の切れ味は、聞いてはいましたが、高価なことと、職人が扱いずらいこと
から、一般流通している打ち刃物ではあまり聞かない。

腐食対策
一般的に、和包丁は柄の内部が腐る傾向にあるのですが、中子をステンレス
で製作し、なおかつ樹脂充填して水分の侵入を防いでいます。
樹脂は、マチの根本まで塗込んでいる気の使いよう。
また、異種金属の継ぎは難しく、いやな作業だなと思うのですが、これを
しっかりとやっているところに好感度大です。


紫檀を使った、握りやすい形状。細身で、とても使いやすい。

形状
文化包丁を買ったのですが、とにかく峰幅が薄いのが良い。
根菜類を切る時には、どんなに良く切れる包丁でも、峰幅があると抵抗になる
のですが、この包丁はカボチャなどに強力な威力を発揮します。
嫁は切れすぎて怖いと言っていますが、カボチャの切断、皮むきにはこの包丁
を使います。

デメリット
一般的な包丁に比べ、刃付け角度がかなり鋭角です。だから切れるのですが...
切れすぎて、プラスチックのまな板だと、刃がプラスチックにめり込んでいきます。
安物ですが、木のまな板を購入しました。
また、青紙スーパーは堅い材質なので、落としたりすると、一般的な包丁よりも
刃が欠ける可能性は高いです。

以上、お金をもらっていないステマでした。。






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