2011年9月19日月曜日

New Mixer projectのつづき

Ureiはボリュームポッドの後にそのままサミングで、そこが気になる
ことは前回言ったかと思う。

その点、Rane2016はサミングの前にチャンネル分のバッファが鎮座
している。

ここ、大きな違いだ。

私が尊敬するサウンドデザインさんが、Calm氏の為に特注したミキサ
がある。

http://www.audiodesign.co.jp/HMM.htm

写真とブロックダイアグラムから判断するに、かなりシンプルな構成
だ。

まるでバッファの概念が無いかの様でもある。

構成部品を減らすことは、そのまま音の鮮度に繋がることだから、
まあ良しとするとして、このミキサーの一番凄い部分は電源だろう。

ディスクリート構成で、オペアンプよりも残留ノイズが少ないであろ
うことも、このミキサーの特徴かもしれないが、まあ電源フェチとして
は見る部分はそこではない。

ディスクリートとうたいながら、写真にオペアンプが見えるが、これは
オペアンプの帰還を利用して、リプルを極限まで低減する、恐らく
DJミキサーでは使われたことの無いくらいの、超、超、超ド級のハイク
オリティ電源なのである。

A&R Labの出川先生に、デモ機を視聴させて頂いたときのインパクトは
今でも忘れられない。

詳しくは旧ブログ参照だが
http://ameblo.jp/subwaylove2000/entry-10690475469.html

直流のクオリティを極限まで高めた音は、解像度の違いを出音の一音を
聞いただけで認識できるほどなのだ。

ということで、電源はしっかりと作り込みたいものだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿