2011年12月10日土曜日

YAMAHA CR-400

ヤマハのCR-400をヤフオクで落札しました。
CR-400は通称レシーバーと呼ばれる製品で、チューナー
とアンプが一体化したものです。
1970年代の製造で、今から30年も前のものですが、
デザインが秀逸です。

オークションでは、中古で通電のみ確認とのことでしたが、まずは
火入れの前の状況チェックです。

各ノブを動かすと、電源スイッチの節度感が曖昧なのと、ボリューム
から微かにジャリッとした感覚を感じました。

分解清掃のついでに、気になる部分に手を入れます。

開けてみると、特に清掃などもされておらず、期待が持てます。
と言うのも、清掃済みの製品にはろくなものが無いと、思っているので。。
(この話はまた別の機会に...)

さっと中を確認しました。
電解の液漏れや、焼けた部分等もありません。

パワー段のトランジスタの足は銀色のままですが、前段のものや、
チューナー部のトランジスタの足は黒く変色していました。
気休めですが、ブラシで軽くこすっておきます。
ウィスカが発生した場合は、交換が前提です。

奇麗に見えたパネルも、結構汚れています。
キッチンペーパーと住宅用洗剤で3時間程度 湿布します。

ノブは希釈した住宅用洗剤を吹き付け、ブラシでこすります。


緑青の出たツマミ類は、砂消しゴムでこすります。
左が清掃前で、右が清掃後になります。

電源スイッチは、シーソースイッチの2つあるコマの一つが外れて
いました。

コンタクト部を砂消しゴムで清掃し、電気接点部には薄く接点
コンタクト復活材を塗布します。
コマの滑る部分には、グリスを塗布して組み立てます。
カッチっとした感覚が蘇りました。



ボリュームも分解して、コンタクト面を綿棒にしみ込ました
パーツクリーナで清掃します。

古いグリスも清掃し、組み込む際に塗布しました。

ヌメッとした感覚が蘇り、ジャリっとした感覚が無くなりました。

内部は掃除機で埃を吸い取り、元通りに組み立てます。

ムギ球が一灯切れていたので、次の機会にLED化したいと思います。

通電後、チューニングしてみましたが、FMの素晴らしい音が
聞けました。

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