2014年4月30日水曜日

窪田式Mos-Fetアンプついに完成



どんだけかかったのか...

ようやくMos-Fetのパワーアンプが完成しました。



前にも投稿したように、窪田式を原機としましたが、発振しまくりで対策をほどこ
しておりました。


↓これ
http://subwaylove.blogspot.jp/2013/04/blog-post_25.html
http://subwaylove.blogspot.jp/2013/09/mos-fet.html

いやはや、窪田式に限らず、金田式やその他も、作った通りにはいかないというこ
とを確認した次第です...

とりあえず、変遷を

1. 電源と増幅部でケースを分ける。突入電流対策でトランスの一次側にパワーリ
レーを挿入。定電圧部を電源ケース側に置く。また、定電圧部のトランスは専用
とした。

パワーリレーONで盛大に発振する。
定電圧部が発振する。

2. 帰還する高周波対策として、裸電源、定電圧部に0.47〜1μのフィルムを抱か
せる。

若干発振は収まるが、アイドル調整時に発振する。

3. 電源と増幅部を同一ケースにする。トランスを共通化する。

以外に良いかも!!アイドル調整でやっぱりだめ。

4. 定電圧部の3端子を24ボルト固定に変更。入力側にタンタル、出力側に0.47μ
のフィルムを抱かせる。

おっ!良いじゃん。でもアイドル調整であと一歩。。目標設定値手前でオフセットが
フラツキ始める。

5. 初段、中段の共通電源部に0.47μのパスコン、ファイナルのMos-Fetに0.68μの
フィルムでバイパス。

各部の調整がビッタっと安定!!!

・ケースは分けない。DC供給用の電源ケーブルが長くなり、寄生発振の原因。
・トランスは共通化する。位相変化やノイズの乗り方を予測できない。
・高周波(寄生発振の原因)対策を徹底的にやる。
以上が簡単ながらまとめです。

原機はイーターのスイッチング電源で電源を作っており、窪田さんもアナログ電源は
ノイズの点で不利とおっしゃっておりました。
その通りで、裸電源だけだと盛大なハムに苦しめられましたが、初中段を定電圧化
したことで、全くハムを感じさせません。

パワーも50W程度ありますので、SONY SS-G5が朗々と鳴っております。
録音が下手なソースは、音が複雑に合わさるところのガヤガヤが目立ちますが、ECM
や昨今のデジタル打込み系は、奇麗に鳴らします。かなり分離感や解像度が良い方
かと思います。
少し鳴らし込んで、楽しみたいです。

今回得た教訓としては、やはりオシロスコープが欲しい!ということです。

追伸。
鈴木先生の続定本にある、Mos-Fetを使った100W本格オーディオも作った通りだ
と、思いっきり発振します。こちらも手強いです。

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